Nゲージ 省スペースレイアウト

Nゲージの登場でレイアウトが身近なものになってきましたが、 ワンルーム暮らしとなると、そうも言ってられなくなります。 20m級を6両編成で走らせようとすると、最低でも畳一帖程度のスペースが必要です。 折りたたみ式、立てかけ式にすると、運転したいと思った時にすぐに運転できません。 そこで家具(ローボード)と一体化したレイアウトを製作しました。 レイアウト部分の面積が少ないのでレイアウトセクションを作る程度の労力で製作することができます。

(写真をクリックすると拡大します。)

セッティング完了予定図です。以前からローボードの上にテレビやオーディオなどを 設置していたので家具の配置をほとんど変更しないでレイアウトを常設する事ができます。トンネル内で 脱線すると復旧が大変ですが…。
完成写真です。ベースはKATOのレイアウトボード(900×600mm)を2枚使用して 分割可能になっています。そのためレイアウト全体の大きさは1、800×600mmになります。 手前側150mm幅の部分に駅などのシーナリーを作成しました。結構狭いのでストラクチャーなどの 配置に苦労しました。もう少し幅を広く取ったほうが余裕が出来て良いかもしれません。
上面のフタを外したところです。プランは複線のエンドレスで2列車同時運転が出来ます。 プラットホームは20m級客車6両+機関車を収容できます。 ヤードは5本で最大のものは20m級客車6両+機関車を収容できます。上にテレビなど重たい物を 乗せるので中央部にも補強用の板を取り付けています。
シーナリー部分のパノラマ写真です。
左端から駅方面を見たところです。プラットホームは対向式で有効長は、どちらの面も 20m級客車6両+機関車になっています。無理やり対向式にしたため駅の両側がS字カーブに なってしまいました。設計時に島式ホームにするかかなり迷ったのですがホームの有効長を維持 しつつダブルクロスオーバーのレールを手前の見える部分に持ってきたかったのでやむなくこの線路 配置になりました。
踏み切りの警報機類はグリーンマックス製です。地面の表現は石膏の上にパウダーを 軽く撒いた後、サンドイエローで塗装、最後に全体を蚊取り線香の灰で擦ります。 ほこりっぽい地面の表現がかなりリアルに出来るのでお勧めです。
踏み切り部分(その2)
駅の部分を拡大。右側のホーム上面がコンクリートから砂利に変わる部分でレイアウトが分割 するようになっています。背面も石垣から岩に変わる部分で分割するようにして分割部分が 目立たないようにしています。
余裕が無いので駅前広場は、ほとんどありません。 もう少しシーナリー部分の幅を広くすればよかったかな。
駅舎はグリーンマックス製のローカル駅舎を切り継いで作りました。
跨線橋はトミックス製の物を加工して片側の階段の向きを反対にしています。
レイアウト中央の分割面から右の方を見たところです。 やっぱホームの途中にダブルクロスがあるのは、ちょっと不自然かな?
今度は逆に中央の分割面から左の方を見たところです。写真左側(レイアウト手前側)の 上屋は懐かしの学研製ローカルホームに付いていたものです。写真右側(レイアウト奥側)の上屋は グリーンマックス製のローカルホームの屋根に同じくグリーンマックス製の詰所を加工したものを 組み合わせたものです。
写真中央の電気機関車が顔をのぞかせているところが地下ヤードへの入口になります。 この奥に3線のヤードがあります。最大有効長は20m級客車6両+機関車です。
地下ヤード入口部分の拡大。のぞき込むとポイント部分までは見る事が出来るので ヤードへの入線時はここから確認します。実際には、このような線路配置はありえないでしょうが 秘密基地っぽくて結構お気に入りの部分です。(^^)
レイアウトの右端の部分です。信号所の右側に道路用のレンガ造りのトンネルがあります。 レイアウトの奥にも2線のヤードがあるのですが、そのヤードの先端部分をこのトンネルから見ることが できます。
レイアウト右端の部分(その2)
レイアウト右端の部分(その3)