プラレールアドバンス 近鉄観光特急しまかぜ Nゲージ化(6両フル編成)

(写真をクリックすると拡大します。)

プラレールアドバンスはタカラトミーから発売されている鉄道玩具です。 プラレール1車両が走るレールを2車線に見立て車両を走行させます。 断面は、Nゲージとほぼ同じです。プラレールのカーブレールですれ違いをさせるため車体長は少し短くなっています。
スケールモデルより少し短く、Bトレインショーティーより少し長いので当鉄道では「チュー(中)トレイン」と呼称する事にします。(^^)
プラレールアドバンスの公式ホームページはこちらです。

走行動画「6両フル編成化」はこちら。
走行動画「完成版」はこちら。
走行動画(仮)はこちら。
走行動画「しまかぜ&0系新幹線のすれ違いテスト」はこちら。
走行動画「赤いきつねと緑のたぬきVer」はこちら。
走行動画「4列車同時運転ミニレイアウト(仮)」はこちら。

しまかぜは現在(2013年末)NゲージでもBトレインでも発売されていません。何とかNゲージ化出来ないものかと思い、試しに購入してみました。   
中身を開けたところです。購入時には一両ずつビニールで丁寧に包装されていました。
先頭車が2両、2階建て中間車が1両、パンタ付中間車が1両の4両編成です。パンタ付中間車に動力が入っています。
先頭車の拡大。おもちゃにしてはなかなか精密に出来ています。ボディーは一体成型なので窓は抜けていません。凹モールドに塗装が施されています。
前面窓と窓枠やワイパーが黒一色に塗装されているのでせっかくのディテールが見えにくくなっています。
中間車2両です。奥の車両が動力車です。屋上クーラーの間に電源スイッチがあります。パンタグラフも車体と一体成型です。
先頭車の裏面です。
動力車の裏面です。
先頭車はネジ2本で分解できます。スカートは下周りと一体成型なのでNゲージ化にはスカート部だけカットする必要が有ります。
動力車はネジ1本で分解できます。
2階建て中間車を分解したところです。ネジ2本で分解できます。
鉄コレの15m級動力TM−02と並べてみました。そのまま使えそうです。
余っていた鉄コレ用の台車レリーフからそれっぽい物(長野電鉄2000系用)を取り付けてみました。
ほぼピッタリ収まります。細く切った両面テープを使えば動力は無加工で取り付けられます。
動力車を側面から。なかなかいい感じに収まっています。動力をネジ止めするための不要な出っ張りとパンタ部を加工すれば軽加工でいけそうです。 今回は手元にあったTM−02動力を使用しましたが新たに購入する場合は同寸法で銀色車輪のTM−04の方が良いと思います。
パンタはボディーと一体成型されています。そのままだとパンタを取り付けることが出来ないのでパンタのモールドを平らに削ります。 パンタのモールドを全部削って平らにしたいところですがそこまで削ると屋根の塗りなおし等、手間がかかるので写真のように少しだけ削っています。 削った部分はプラの地肌が出てきて白くなるのでグレーの塗料で色差ししています。
手元にあったパンタ(形式不明)を取り付けるため穴開け加工を施しています。妻面の余分な出っ張りも切り落としました。
パンタを取り付けたところです。モールドを完全に削り落としていないのでパンタの4本ある足のうち内側2本はほとんど穴に刺さっていません。 そのためパンタの固定には薄手の両面テープを併用しています。
スイッチの穴は内側から灰色のプラ片を貼り付けただけです。
パンタ部分拡大。
床下機器は余っていた鉄コレ用パーツを使用しています。
反対側の妻面はネジ止め用の出っ張りを削り落としたままなのでプラの白い地肌が見えてしまっています。 似た色で塗装するか幌を付けるか検討中です。
動力車側面その1。
動力車側面その2。
2階建て中間車は余っていた鉄コレの15メートル級シャーシを使用しています。側面をヤスリで削って幅を少し狭くしています。前後も少しだけ削って短くしました。 またアドバンスの車体に補強用のリブがあるのでそれを避けるため切込みを入れています。
アドバンスに付いていたウェイトを両面テープで貼り付けました。
ピッタリ収まりました。そこそこ、きつくはまっているので特に固定はしていません。
台車はBトレ用台車に南海ラピート用の台車レリーフを取り付けています。
2階建て中間車側面その1。
2階建て中間車側面その2。
先頭車のスカートは写真のように加工しました。 スカートをネジで固定する事が出来ますが、一番前の台車の位置をちょっと後ろに下げないといけないのでバランス的にいまいちになってしまいます。
スカートを裏面から。
KATOの連結器を取り付けるため連結器のモールドを削り落とし、切込みを入れました。 若干軟質のプラなので削った部分の仕上げがいまいちです。 またライト部に色指しをしました。この部分、前側は通過標識灯としてオレンジ色に点灯し、後側は尾灯として赤く点灯します。 どちらにしようか迷いましたがテールライトの赤にしました。
KATOの密着連結器の上の部分だけを加工して取り付けます。 上の部分だけ使っているので実際に連結は出来ません。見た目がちょっとだけリアルになります。
連結器をはめ込んだところです。
スカートを取り付けたところです。
前面はこんな感じになります。
先頭車の床板は余っていた鉄コレのシャーシを切り継いで使っています。
裏面です。継いだ部分に短く切ったシャーシを貼り付けて補強しています。
台車はBトレ用台車に南海ラピート用の台車レリーフを取り付けています。 Bトレ用台車には集電用の鉄片が付いています。鉄片が床板と干渉するので床板に穴を開けています。
床下機器は余っていた鉄コレ用パーツを使用しています。 ミニ四駆用のウェイトで補重しています。白い部分は厚手の両面テープです。 シャーシと車体の固定は両面テープで貼り付けるだけです。床板の高さ調整も両面テープの貼り重ねによって行っています。かなり手抜きですね。
床板加工部を拡大。
先頭車1側面その1。 実車の写真を見ると編成両端の2両の先頭車の床下機器の配置が異なっているので作り分けてみました。 余ったパーツの流用なので全然似ていませんが…。
先頭車1側面その2。
先頭車2側面その1。
先頭車2側面その2。
とりあえず完成!
編成全体です。鉄コレの15メートル級動力なのでトミックスのスーパーミニカーブレールのR103も走行可能です。 R103のS字カーブも通過できます。ただBトレ台車は転がり抵抗が大きくR103のS字カーブ通過はちょっと苦しいので その後、台車をKATO製に交換しました。(動画へのリンクは上にあります。)
編成全体その2。
トミックスのスーパーミニカーブR103とR140の複線も通過できます。 プラレールのレールと比べると複線間隔に余裕があります。

≪6両フル編成化≫
その後中間車を追加して6両フル編成化しました。IRコントロールユニットの余ったボディーを流用しています。運転台は、はめ込み式なので簡単に外すことが出来ます。
側面の窓やドアはペイントソフトで作成した画像データをダイソー製の光沢シール用紙に印刷したものです。しまかぜのロゴはネットからダウンロードした物です。 画像データはこちらからダウンロードできますが、 しまかぜのロゴは省いてありますので御自分でダウンロードして合成してください。
シール表面を保護するため透明の梱包テープを貼ってからカットしています。
屋根上のみグレーに塗装しています。クーラーは、はめ込み式なので分解してから塗装した方が楽だと思います。
パンタを取り付けたところです。
側面のシールを貼ってボディーは完成です。かなり手抜きですが他の車両も窓が抜けていないので走っていればそんなに気になりません。
ボディー完成状態その2。
床板と床下機器は余っていた鉄コレ用を流用しています。床板とボディーは両面テープで固定します。
中間車完成状態 その1
中間車完成状態 その2
中間車完成状態 その3
中間車完成状態 その4
パンタ付近の拡大
フル編成化完成 その1
フル編成化完成 その2
フル編成化完成 その3
編成全体